腹を柔らかくする必要がある

セルフケア一覧

おはようございます。柴です。

あなたはお腹をほぐしたことがありますか?
肩や腰はほぐしても、お腹をほぐす人ほとんどいない思います。

マッサージ屋さんに行ってもほぐされたことはないと言ってる方がほとんどですし、私もほぐされたことは一度もありません。

ですが、肩腰が固まるよりもお腹が固まる方が身体にとって悪影響だと個人的には思っています。

様々な視点から見た時のお腹

筋肉の視点

お腹の腹直筋、特にみぞおちが固まると、以下のような繋がりで、他の部位にも影響を与えます。

  • 胸の筋膜を介して首に
  • 胸の筋肉を介して肩に
  • 脇腹の筋肉を介して腰に
  • 太ももを介して股関節や膝に
  • 太ももからスネの筋肉を介して足首に

このようにお腹の筋肉は他の関節の筋肉と連結をしているため、良い影響も悪い影響も与えます。

そして、お腹の近くにある骨が歪んでも様々な関節に影響を及ぼします。

骨の視点

お腹自体に骨はありませんが、お腹の上部には肋骨、下部には骨盤、奥には背骨があります。

そのためお腹が固まると、猫背になったり、骨盤や肋骨をゆがませて、肩や腰に影響を与えます。

そして更に、お腹の奥にある内臓が固まっても、様々な関節に影響を及ぼします。

内臓の視点

みぞおちの奥には膵臓、右側には肝臓、左側には脾臓、おへその奥には小腸、下腹部には膀胱や女性の場合子宮があります。

そのため、内臓が存在する場所の筋肉が固まると、その内臓に影響を与えます。
例えば、みぞおちが固まれば胃や膵臓の機能がおちて胃もたれや消化不良になったり、下腹部が固まると生理不順になったり。

さらに、内臓の一部は腹膜後器官(こうふくまくきかん)とよばれ、背中に付着しているため、不調になったりお腹が固まると背中や腰周りに影響を及ぼします。

以上の理由から、お腹は固くなるだけで他の関節や内臓にまでも影響を及ぼすため、出来るかぎり柔らかい状態を維持したいのです。

お腹を柔らかくするには?

お腹を柔らかくするには、直接ほぐす方法もありますが、それだけだと不十分です。

なぜなら、お腹が固くなってしまうは、体幹にあるインナーマッスルの機能が低下して固まっているからです。

インナーマッスルの機能が低下すると、その近くにあるアウターマッスルは、インナーマッスルの仕事を補うために多く働かなくてはなりません。ですが、アウターマッスルは持久力がないため、すぐにバテてしまい、疲労で固まってしまいます。

それが影響して骨を歪ませたり、内臓までも固めてしまうのです。

そのため、お腹を柔らかくして、尚且つ固まらないようにするには、お腹をほぐしつつ、体幹のインナーマッスルの機能を高める必要があるのです。

お腹を柔らかくするワーク

下記のワークを実践し、お腹をゆるめていきましょう!

みぞおちをゆるめる

みぞおちにある腹直筋を呼吸でゆるめていきます。

  1. 手の平と甲をゆっくりなでて、両手共温める。
  2. その手でみぞおちを触る。
  3. 舌を上顎のあてた舌路(ぜつろ)の状態を作ったら、そのまま鼻呼吸でみぞおちを膨らます。
  4. 鼻で息を吐き、みぞおちを元の状態に戻す。
  5. これを10回繰り返す。

詳細なやり方はLINE@登録者限定動画でご確認ください。

みぞおちをほぐすワーク

体幹のクロスポイント

体幹のクロスポイントワークで体幹のインナーマッスルの機能を高めていきます。

クロスポイント〝セルフケアの基礎〟

詳細なやり方はLINE@登録者は限定動画をご確認ください。

クロスポイントの詳細な刺激方法

会陰を締める

会陰(えいん)とはお尻の穴の指一本前にあるツボのこと。

このツボをみぞおちに向けて締めることで、体幹のインナーマッスルを鍛えることができます。

  1. 床、もしくは椅子に座る。
  2. みぞおちを丸めてリラックスした姿勢をとり、口の中で舌を上顎にあてる。
  3. その状態で、お尻の穴の指1本前にある会陰(えいん)と呼ばれるツボを意識して、そこをみぞおちの奥に向けて締めるように力を入れる。
  4. みぞおちから会陰に向けて力を抜く。
  5. これを10回繰り返す。

詳細なやり方はLINE@登録者は限定動画をご確認ください。

良い姿勢を作るポイントとは?

最後に

お腹の固さは全身に悪い影響を与えますからね。

調子が悪くなくても、ちょこちょこゆるめることをお勧めします。

まとめ

  • お腹の腹直筋が固まると、様々な関節に大きな負担をかける。
  • お腹が固くなると近くにある骨が歪み、肩や腰を痛める可能性が高くなる。
  • 内臓が固まると腰や背中周りに影響を与える。
  • お腹を柔らかくするには直接ほぐす方法もあるが、それと同時に体幹のインナーマッスルの機能を高める必要がある。

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas